●今回は中高生向け●
77箱目「急に人気者になりました」
大学入試英語において、以前はそれほど頻出の語ではなかったけれども、時代が進んで現在は非常に目にすることが多くなり、いわば急に人気者になってしまった英単語、というのがあります。
このような単語として、わたしが個人的に挙げたい語が3語あるのですが、今回は、
mandate 〔マンデイト〕
という語を紹介します。
名詞としてなら、「(政治家が民衆から得る)信任」
動詞としてなら「~を義務づける」
ぐらいのことを覚えておけば、大学受験生としてOKだった思います。
このような意味なので、この単語が登場するのは「選挙」「政治」に関する話のときぐらいでした。
昔はね。
今はちがいます。
コロナ禍が原因で、
「(国や自治体が出す)命令」
の意味で頻繁に使われるようになっています。
mask mandate
といえば、「(市民への)マスク着用命令、マスク着用義務」
vaccine mandate
は、「ワクチン接種義務」
ちなみに、vaccine という語は、今の時代、中学生も知っていたほうが良いです。
発音は〔ヴァクスィン〕って感じです。
なぜか日本語では昔から「ワクチン」と言っていますので、気をつけましょう。
●語り手/鈴田・英語科
*mandate a vaccine
だと、「(市や自治体や法律が)ワクチン接種を義務づける」ということです。
このときの mandateは動詞です(義務づける)。