●今回は中学生向け●
111箱目「今日、停電がありました」
今日(2024年9月19日)、学而会がある多摩市で停電がありました。
ありがたいことに、数分で復旧しましたが。
「停電」は英語ではpower outage といいます。
power は、ここでは「電力」のことですが、文脈や状況で明白にわかる場合は単に、outageで済ませる場合も多いです。
よって、この記事の冒頭の一文を英訳すると、
We(They) had a power outage in Tama City today.
あるいは、
There was a power outage in Tama City today.
といった、中学教科書基本例文で十分表せます。
また、hitという動詞があって、中学生は「叩く」「打つ」という意味で学んだ人が多いと思いますが、hitは、
hit A 「《災害などが》Aを襲う」
という使い方もします。
Aには、場所や人が入ります。
よって、
A power outage hit Tama City today.
とするのも、なかなか面白いと思います(新聞の見出しみたいです)。
あるいは、これを受動態にして、
Tama City was hit by a power outage today.
とやっても良いですね。
「停電」を表す英語には blackout という言い方もあります。
black- という語が入っていることでわかるように、これは「街や家の照明が完全に消えて、あたりがすっかり暗くなっている状態」に焦点があたっている語です。
ですから、夜の停電に使われます。
今日の多摩市の停電は夕方4時頃に発生して数分後には復旧したので、
blackout とは言えないかも、です。
●語り手/英語科・鈴田