●今回は中高生向け●
114箱目「英語で『コンビニ』」
日本語の「コンビニ」は、英語では
convenience store
と言います。
convenience の発音は〔コンビニエンス〕ではなくて、〔カンヴィーニエンス〕と表記するほうが原音により近いです。
〔ヴィ〕のところを強く伸ばすと良いです。
store は〔ストー〕という感じです。
convenience store という商業形態はアメリカで生まれました。
それが世界中に広まり、各国で独自の発展をしました。
日本で初めて導入されたときは、「コンビニエンスストア」という表記がなされましたが、そのうち、それを短縮して「コンビニ」という言い方が定着しました。
日本語って、言葉を短縮するのが大好きなんですよね。
英語では、conveni みたいな、短縮する言い方は絶対にしません。
常に convenience store と言います。
しかしながら、ホントのことを言うと、英語ネイティブたちは日常生活において、convenience store という語を使うことは、ほとんどありません。
では、何と言うのが普通かというと、
Seven-Eleven
とか、
Family Mart
とか、
Lawson
と言うのが普通です。
つまり、店舗名や固有名詞で言うんです。
でも、これは「実際の英語」「英語圏の生活英語」という観点での話です。
「学校の勉強としての英語」というか「入試、模試、検定試験の英語」では、
できるだけ固有名詞は使わないほうが良いと思います。
よって、中高生の皆さんは、「コンビニで傘買いました」は、
I bought an umbrella at Seven-Eleven.
ではなくて、
I bought an umbrella at a convenience store.
と言ってください。
●語り手/英語科・鈴田