●今回は中学生向け●
121箱目「candy!キャンディ!」
日本語の「キャンディ」と、英語のcandyは、イコール(=)関係ではありません。
日本語の「キャンディ」は結局、「飴」を指しますよね。
一方、英語では、口にポイと入れられるぐらい小っちゃくて甘~いモノはすべてcandyと呼ぶんです。(イギリス英語では sweets と呼ぶことも多いようですが)
ですから、[コアラのマーチ]はcandy と言えるし、[きのこの山]もcandyだし、[ビスコ]もcandyです。
チョコレートは、むろん英語でも chocolate で良いのですが、口にポイと入れられるぐらい小さいタイプであれば、やはり candy でけっこうです。
よって、[メルティキッス]も[チロルチョコ]も candy です。
[サクマドロップス]や[パインアメ]など、「飴」ということをハッキリ言いたい場合は、hard candy とします。
このhard は、「固い」という意味です。
hard candy の中でも、[チュッパチャップス]とか[ポップキャンディ]のように、棒がついているタイプのヤツは、lollipop[ロリポップ]と呼びます。
個人的見解ですが、アメリカの子供は lollipopが大好きな感があります。
hard candy の中でも、ゼラチンを成分にしていて、ぽにょぽにょした食感のタイプのモノは gummy〔ガミ〕と呼びます。
日本語の「グミ」は、おそらく、この語から来ています。
以上、英語の candy は、日本語の「お菓子」に非常に近いと言えますね。
さらに言うと、ちょっと小腹がすいたときに食べたくなるような、腹持ちが良いタイプのモノは snack と言います。
[CHOCO PIE]とか[エンゼルパイ]は snack になりますね。
snack の中でも、[かっぱえびせん]とか[ハッピーターン]とか[うまい棒]みたいな、甘くないヤツは salty snack と言えば良いです。
salty〔ソルティ〕は「塩辛い」「しょっぱい」という意。
[カラムーチョ]だったら、spicy snack というと面白いかも。
spicy[スパイスィ]は「《コショウ的な感じの》辛い」の意です。
最後に、cotton candyという語があるのですが、これは何のことだと思いますか?
ヒント …… cotton〔コトン〕は「綿」という意味です。
そう、「綿菓子」のことです。
●語り手/英語科・鈴田