●今回は中高生向け●
124箱目「いつがいい?」
第114箱目で、「コンビニ」convenience store について述べました。
まだ読んでいない人は、ぜひご覧になってください。
さて、convenience という語の派生語に、
convenient 〔カンヴィーニエント〕というのがあります。
形容詞で「都合がよい」「便利な」の意です。
受験生にとって、この語の最大の注意点は、
「人を主語にしない!」
ということです。
よって、「きみは、いつが都合がいい?」というのを、
× When are you convenient?
などと、やってはいけません。
「わたしは今度の金曜午後3時が都合がいいんだけど」というのを、
× I will be convenient at 3p.m. next Friday.
とやってはダメです。
正しくは、
〇 When is it convenient for you?
〇 It will be convenient for me at 3 p.m. next Friday.
どちらの文においても、主語となっている it は、文法的には「時間を表す it」ぐらいに思っていただいて結構です。
特に大学入試問題で、convenient という語が扱われる場合は、十中八九、このネタだと思って良いです。
●語り手/英語科・鈴田