中3生徒が英検1級合格!学而会の英検対策

英語のおまけ箱 128箱目「お持ち帰り」

●今回は中学生向け●

ファストフード店で店員さんがよく言うセリフに、
「こちらでお召しあがりでしょうか、お持ち帰りでしょうか?」
というのがありますね。

英語だと、
(Is that) For here or to go?
と、なります。

for here は「店内で食べること」、
to go が「持ち帰り」ということです。

「日本ではよく『持ち帰り』のことを『テイクアウト』と呼ぶが、英語では決して言わない。『テイクアウト』は和製英語である」といったことが書いてある書籍を何回か見たことがあります。

これは、言い過ぎだと思います。

英語圏でも take out を使うこともあります。

つい最近も、英語のネットニュースで、takeout food items (持ち帰り用の食品)と言ったのを耳にしたばかりです。

もっとも、この場合の takeout は「持ちかえり用の」という、形容詞的な使われ方になっていますが。

よって、英語圏では「持ち帰り」は take out も一応アリだけれど、
to go を使う方が断然多い、
と言ったほうが、現状に即していると思います。

特にアメリカではそうですね。

映画やドラマを見ているとわかります(イギリスでは take awayが多いかも)。

言語というのは、できるだけ多くの人とコミュニケートすることが目的なので、
皆さんも「持ち帰り」は to go を使うほうが良いです。

to go の使い方は超簡単です。

文法的にいうと、副詞的に使えば良いです(『持ち帰りでね』の気持ち)。

I’d like …
とか、
Can I have …
とかを使って店員さんに注文品を告げた後、文末に to go を、つけ加えれば良いです。

もちろん、店内で食べるのなら、for here をつけます。

冒頭の文のように、店員さんから「店内召し上がり」か「持ち帰り」のどちらにするのかを尋ねられたら、
To go, please.
と返事すれば良いです。

●語り手/英語科・鈴田